警告
これは、古いバージョンのドキュメントです。 最新の情報をご覧になりたい場合は、次をご覧ください。 2024.12 .カスタムプラットフォーム
パーツの自然な静止位置がピッキングの方向と一致しない場合、正しい方向付けのために、カスタムプラットフォームが必要になります。溝、穴、ポケットなど、特定のプラットフォームを設計することができます。
注釈
特注プラットフォームは、アジリル社のサポートチームによってオンデマンドで開発されます。詳しくは、 コンタクト先 までお問い合わせください。
標準プラットフォームは、 固定用キット ( Asycube 380/530 では フレーム )に付属していますが、カスタムプラットフォームは、追加注文する必要があります。
溝
深い溝を持つ構造化プラットフォームは、垂直に取り付けるタイプのネジ式パーツを供給するために使用されます。トラバース溝を持たないプラットフォームは、最長60mmのパーツに対応しています( 図 43 を参照)。より長いパーツには、板の厚み全体を貫く溝が必要になります (図 44 を参照)。
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図 42 溝を持つプラットフォームの例
溝の幅(d')は、パーツの直径(d)によって決まります。一般的には、直径に最大で0.05mm 〜 0.1mmを追加します(公差も考慮!)。溝の幅の公差は、機械加工に依存し、アジキューブのすべてのサイズで同一ではありませんが、これも考慮する必要があります。公差は「0」が望ましいです。
パーツは、通常、プレートの底につかないので、溝の深さ(L')はあまり重要ではありません。したがって、パーツが傾いたり、底に接触しない程度に大きくする必要があります。公差は、通常、0/+で設定されています。

図 43 長さ60mm までのパーツであれば、ノン・トラバース溝の加工で問題ありません。

図 44 長さが60mm 以上のパーツの場合は、板厚にトラバース溝を加工する必要があります。
d’ |
L’ |
|
---|---|---|
Asycube 50 |
d + 0.05mm |
L' > L |
Asycube 80 |
d + 0.05mm |
L' > L |
Asycube 240 |
d + 0.1mm |
L' > L |
Asycube 380 |
d + 0.5mm |
- |
Asycube 530 |
d + 1.0mm |
- |