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性能(パフォーマンス)

このセクションでは、アジキューブの Modbus TCP の実装の性能と制限について紹介します。

通信

アジキューブは、一度に 1 つだけの Modbus マスター/クライアントを接続することが可能です。しかし、 TCP/IP connection では、Modbus を介して並行して使用できます。この場合、Asycube Studio でアジキューブを設定すると、PLC が Modbus を介して容易にアジキューブを制御することができます。

アジキューブは、一度に 1 つの読み取りまたは書き込みリクエストしか処理できません。同時に 2 つのリクエストを送信した場合、2 つ目のリクエストは無視されます。異なる読み取り書き込みのリクエストを交互に送信することをお勧めします。

Modbus プロトコル仕様に記載されている通り、一度に最大 125 のレジスタを読み取ることができますが、一度に書き込むことができるのは最大 123 のレジスタまでです。もしもっと多くのレジスタを読み取る(または書き込む)必要がある場合は、連続して複数の読み取り(または書き込み)リクエストを実装する必要があります。

タイミング

アジキューブは、4ミリ秒おきに1つの Modbus を読み取りまたは書き取り要求を処理することができます。Modbus コマンドのタイミング性能(例えば、プラットフォームの振動の始動する)は、Modbus マスターの実装やイーサネットネットワークの状態などの異なる要因に依存します。

そのため、リアルタイム動作や最大反応時間を保証することはできません。Modbus コマンドとアジキューブへの影響との間の遅延の大きさは、10ミリ秒です。

レジスタが書き込まれた瞬間と、その更新値が Modbus で読み込まれる瞬間の間の遅延は、通常 15ミリ秒程度になります。