プレート

アジキューブのアクチュエータの振動をパーツに伝えるために、プラットフォームが必要です。このプラットフォームは、アジキューブ面上に固定します。プラットフォームの説明は、次の通りです。

  1. 【フレーム】パーツを格納し、アジキューブから飛び出さないようにするための壁。

  2. 【プラスチック製の光拡散板】光を拡散する水平面で、パーツはその上に置かれている。

../_images/range_of_plate.png

図 42 標準アジキューブプレートのラインナップ

Asycube Clean 230 は、拡散しない PEEK プラットフォームを備えています。バックライトは搭載していません。

../_images/asycube_clean_plate.png

図 43 Asycube Clean 230 プレート

注釈

ESD(帯電防止)プラスチック拡散プレートに使用されている材料の色は、バッチごとにベージュから濃い黄色まで異なる場合があります。この色の違いはビジョンシステムによるパーツ検出にはほとんど影響しませんが、色の違いを補正するために露光時間をわずかに調整する必要がある場合があります。

Asycube 50/80/240 では、プレートは1つのコンポーネントです。つまり、拡散板とフレームは一体で製造されています。プラットフォームの全体サイズは以下の通りです。

../_images/overall_dimensions_plat_50_80.png

図 44 Asycube 50/80 のプラットフォーム全体サイズ

Asycube 50

Asycube 80

A

14

15

B

60

82

C

8

9

D

34

52

E

45

65

F

8

9

G

46

65

ヒント

アプリケーションのニーズやパーツの形状に応じて、拡散板の材料、形状、設計を適合させることができます。

  • もし、自然な静止位置がピッキングの向きと一致する場合は、 平板 が推奨されます。

  • 振動後の安定化時間を短縮するために、 アンチロールプレート を使用することができます。

  • 接触面の関係でパーツがプレートに張り付きやすい場合は、 粘着防止用プレート を使用するとパーツの変位を改善したり加速させたりすることができます。

  • もしパーツの自然な静止位置が望ましいピッキング方向と一致しない場合は、穴、ポケット、溝などのある カスタムプラットフォーム を設計して、パーツを正しい向きに変位することが可能です。

注釈

プラットフォームに使用されている材料によっては、表面に介在物が現れることがあります。これらの介在物は、EYE+ の性能やパーツの検出に影響を与えることはありません。