標準ホッパー

アジリル社が販売する標準ホッパーは、次の通りです。

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図 56 アジキューブ 240/380/530 標準ホッパーは、コントロールユニットを含みます。

(A) パーツを入れる容器( 機械的インターフェース を参照)。供給するパーツのサイズと必要な機械の自律性に応じて、異なるサイズのホッパーを使用することができます(1L、2L、3L、10L、15L)。これらの容器は、ステンレス鋼 Inox 1.4301 製です。

(B) リニアバイブレータ ( 機械的インターフェース を参照)により、容器内のパーツを前進させてアジキューブに供給します。

(C) コントロールユニット は、ホッパー振動の振幅を調整するために使用されます。

3種類のケーブルのセットも含まれています( 電気的インターフェース 参照)。

クイックスタート

  1. 箱から中身を取り出してください。

  • ホッパーユニット1台

  • ホッパーコントロールユニット1台

  • ケーブル 3本(入力電源、アクチュエータへの電源ケーブル、デジタル制御ケーブル)

  1. ホッパーの取り付け・インストールの仕方は、 取り付け を参照してください。

  2. ホッパーコントロールユニットの取り付け方法は、 取り付け を参照してください。

  3. アジキューブのデジタル制御ケーブル デジタル出力ポート をホッパーコントロールユニットに接続してください。

  4. ホッパーのアクチュエータ電源ケーブルをホッパーコントロールユニットに接続してください。

  5. 入力電源を 115V または 230V と 50Hz または 60Hz のいずれかに接続してください。

重要

入力電圧および周波数は、ホッパー振動機構の電圧および周波数と一致させてください。これを守らないと、ホッパーが修復不可能なほど損傷してしまう可能性があります。

  1. ホッパーコントロールユニットの ON/OFF スイッチを ON にしてください。

  2. アジキューブのデジタル出力を有効にしてください。

  3. ホッパーが振動していることを確認してください。

  4. ホッパーコントロールユニットのポテンショメータ( 0 ~ 100% )で、必要に応じて振動レベルを調整してください。

電気的インターフェース

配線図

ホッパーには、コントローラとケーブルが付属しており、すぐに設置できます。ホッパーの機種によって電流定格が異なりますので、 表 11 を参照してください。

重要

入力電圧および周波数は、ホッパー振動機構の電圧および周波数と一致させてください。これを守らないと、ホッパーが修復不可能なほど損傷してしまう可能性があります。

表 11 電流定格

ホッパーのタイプ

AC 特性

アクチュエータ公称電流

おすすめの電流

1L ホッパー

115 ボルト交流電源/50ヘルツまたは60ヘルツ

0.17A

1A 1

230ボルト交流電源/50ヘルツまたは60ヘルツ

0.08A

1A 1

2L/3L ホッパー

115 ボルト交流電源/50ヘルツまたは60ヘルツ

1.32A

2A 1

230ボルト交流電源/50ヘルツまたは60ヘルツ

0.6A

2A 1

10L/15L ホッパー

115 ボルト交流電源/50ヘルツまたは60ヘルツ

1.32A

2A 1

230ボルト交流電源/50ヘルツまたは60ヘルツ

0.6A

2A 1

1 全てのコントローラは、5x20mm、6.3A、T クラスのタイプのフューズが内蔵されています。

ホッパーに付属しているケーブルの長さと配線図は、 図 57 を参照してください。コントローラケーブルの信号極性は、 表 12 を参照してください。

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図 57 配線図とケーブルの長さ

表 12 コントローラケーブルの信号極性

番号

信号

内部配線

ホッパーコントロールユニットケーブル

L

ラベル1または茶色

Cab

N

ラベル2または青色

PE

グランド(緑色/黄色)

Wiring and pairing table

The hoppers wiring depends on the number of hoppers and either you are using EYE+ or not.

表 13 Electrical pairing table

With EYE+

Without EYE+

1 hopper

Asycube I/O Cable

Asycube I/O Cable

2 hopper

Asycube I/O Cable

Asycube I/O Cable

3 hopper

EYE+ GPIO Cable

1

4 hopper

EYE+ GPIO Cable

1

1 Only possible with tailor made installation through PLC

コントロールユニット

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図 58 コントロールユニット

(A) Mains power cable: connects the control unit to the mains supply.

(B) Digital control cable: connects the control unit to the Asycube.

(C) Actuator power cable: connects the control unit to the linear vibrator.

付属の取り付けブラケットを含むコントロールユニットのサイズは、 図 59 に詳しく記載されています。

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図 59 コントロールユニット

注釈

ポテンショメーターに届くようにコントロールユニットを配置してください。

機械的インターフェース

ホッパーには 1L、2L、3L、10L、15L の5種類容量があり、アジキューブの背面や側面にも取り付けることができます。これにより、複数のホッパーから1台のアジキューブに同時にパーツを供給できる マルチフィーディング などのアプリケーションが可能になります( 図 60 )。

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図 60 「シングルパーツフィーディング」と「2種類のパーツのマルチフィーディング」のイメージ図

注釈

マルチフィーディングの場合、両方のパーツが同じ振動設定を共有することになるため、パーツの組み合わせには注意を払ってください。非常に重くて大きなパーツと軽くて小さなパーツを組み合わせた場合、満足のいく結果が得られないかもしれません。振動特性は様々な要因で変化しますので、まず事前テストを行うことを強くお勧めします。

下表は、「シングルパーツフィーディング」または「マルチフィーディング」の用途で、どのホッパーサイズとどのアジキューブを組み合わせて使用できるかをまとめたものです。

表 14 シングルパーツフィーディング

1L ホッパー

2L ホッパー

3L ホッパー

10L ホッパー

15L ホッパー

Asycube 240

yes

yes

yes

該当なし

該当なし

Asycube 380

yes

yes

yes

yes

yes 1

Asycube 530

yes

yes

yes

yes

yes

表 15 2種類のパーツのマルチフィーディング

1L ホッパー

2L ホッパー

3L ホッパー

10L ホッパー

15L ホッパー

Asycube 240

yes

該当なし

該当なし

該当なし

該当なし

Asycube 380

yes

yes

yes

yes 2

該当なし

Asycube 530

yes

yes

yes

yes 2

yes 2

1 アジキューブの長辺のみでシングルパーツフィーディングが可能です。
2 アジキューブの両サイドの短辺のみで2種類のパーツを供給できるマルチフィーディングです。

注釈

2Lと3Lのホッパーには取り付け脚が付属しており、M8x20 ネジ4本で Asycube 240 に適した高さで直接マシンベースに固定することができます。

注釈

1L、2L、3L、10L、15L のホッパーを Asycube 380/530 と組み合わせる場合、オプションの「モジュラーホッパー固定キット」を使えば、ホッパーを理想の高さに設置することができます。

注釈

2台のホッパーをアジキューブの同じ長辺に取り付けることができる場合、4つのホッパーを対称に取り付けることで、最大4つのパーツによるマルチフィーディングアプリケーションを検討することもできます。2台以上のホッパーを使用する場合は、EYE+ のマニュアル のマルチフィーディングセクションをご参照いただくか、弊社ウェブサイト からサポートチーム`までお問い合わせください。

次の図で、 シングルパーツフィーディング2種類のパーツのマルチフィーディング 用の各種ホッパーの取り付け位置(高さ)とベースプレートの固定位置(穴の場所)をご確認ください。

1L ホッパー

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図 61 シングルパーツフィーディング:Asycube 240 と1台の1L ホッパー

2L ホッパー

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図 67 シングルパーツフィーディング:Asycube 240 と1台の2L ホッパー

3L ホッパー 機械的インターフェース

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図 72 シングルパーツフィーディング:Asycube 240 と1台の3L ホッパー

10L ホッパー 機械的インターフェース

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図 77 シングルパーツフィーディング:Asycube 380 と1台の10L ホッパーと固定キット

../../../_images/10l_hopper_interfaces_without_380.png

図 78 シングルパーツフィーディング:Asycube 380 と1台の10L ホッパー(固定キットなし)

15L ホッパー 機械的インターフェース

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図 81 シングルパーツフィーディング:Asycube 530 と1台の15L ホッパーと固定キット

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図 82 シングルパーツフィーディング:Asycube 530 と1台の15L ホッパー(固定キットなし)

モジュラー固定キット

ヒント

ここでは、Asycube 380/530 のみについて説明します。

モジュラー固定キットを使って、Asycube 380/530 に最適な高さにホッパーを設置できます。その取り付け方法は、次の通りです。

ステップ1

固定高さを選び、M5ネジ(2本)でプレート上半分を固定します。

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注釈

固定キットの高さは、180mmから255mmの高さで15mm単位で調整可能です。

ステップ 2

M8 ネジ(4本)をナットに固定します。

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ステップ3

ステップ1と2をプレート下半分で繰り返します。

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ステップ4

モジュラー固定キットを機械ベースプレートに固定し、その上にホッパーを固定してください。

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