標準ホッパー
アジリル社が販売する標準ホッパーは、次の通りです。
図 68 アジキューブ 240/380/530 標準ホッパーは、コントロールユニットを含みます。
(A) パーツを入れる容器( 機械的インターフェース を参照)。供給するパーツのサイズと必要な機械の自律性に応じて、異なるサイズのホッパーを使用することができます(1L、2L、3L、10L、15L)。これらの容器は、ステンレス鋼 Inox 1.4301 製です。
(B) リニアバイブレータ ( 機械的インターフェース を参照)により、容器内のパーツを前進させてアジキューブに供給します。
(C) コントロールユニット は、ホッパー振動の振幅を調整するために使用されます。
3種類のケーブルのセットも含まれています( 電気的インターフェース 参照)。
クイックスタート
箱から中身を取り出してください。
ホッパーユニット1台
ホッパーコントロールユニット1台
ケーブル 3本(入力電源、アクチュエータへの電源ケーブル、デジタル制御ケーブル)
ホッパーの取り付け・インストールの仕方は、 取り付け を参照してください。
ホッパーコントロールユニットの取り付け方法は、 取り付け を参照してください。
アジキューブのデジタル制御ケーブル デジタル出力ポート をホッパーコントロールユニットに接続してください。
ホッパーのアクチュエータ電源ケーブルをホッパーコントロールユニットに接続してください。
入力電源を 115V または 230V と 50Hz または 60Hz のいずれかに接続してください。
重要
入力電圧および周波数は、ホッパー振動機構の電圧および周波数と一致させてください。これを守らないと、ホッパーが修復不可能なほど損傷してしまう可能性があります。
ホッパーコントロールユニットの ON/OFF スイッチを ON にしてください。
アジキューブのデジタル出力を有効にしてください。
ホッパーが振動していることを確認してください。
ホッパーコントロールユニットのポテンショメータ( 0 ~ 100% )で、必要に応じて振動レベルを調整してください。
電気的インターフェース
配線図
ホッパーには、コントローラとケーブルが付属しており、すぐに設置できます。ホッパーの機種によって電流定格が異なりますので、 表 17 を参照してください。
重要
入力電圧および周波数は、ホッパー振動機構の電圧および周波数と一致させてください。これを守らないと、ホッパーが修復不可能なほど損傷してしまう可能性があります。
ホッパーのタイプ  | 
AC 特性  | 
アクチュエータ公称電流  | 
おすすめの電流  | 
|---|---|---|---|
1L ホッパー  | 
115 ボルト交流電源/50ヘルツまたは60ヘルツ  | 
0.17A  | 
1A 1  | 
230ボルト交流電源/50ヘルツまたは60ヘルツ  | 
0.08A  | 
1A 1  | 
|
2L/3L ホッパー  | 
115 ボルト交流電源/50ヘルツまたは60ヘルツ  | 
1.32A  | 
2A 1  | 
230ボルト交流電源/50ヘルツまたは60ヘルツ  | 
0.6A  | 
2A 1  | 
|
10L/15L ホッパー  | 
115 ボルト交流電源/50ヘルツまたは60ヘルツ  | 
1.32A  | 
2A 1  | 
230ボルト交流電源/50ヘルツまたは60ヘルツ  | 
0.6A  | 
2A 1  | 
ホッパーに付属しているケーブルの長さと配線図は、 図 69 を参照してください。コントローラケーブルの信号極性は、 表 18 を参照してください。
図 69 配線図とケーブルの長さ
番号  | 
信号  | 
内部配線  | 
ホッパーコントロールユニットケーブル  | 
|---|---|---|---|
1  | 
L  | 
ラベル1または茶色  | 
  | 
2  | 
N  | 
ラベル2または青色  | 
|
3  | 
PE  | 
グランド(緑色/黄色)  | 
配線とペアリング表
ホッパーの配線は、ホッパーの台数と EYE+ を使用しているかどうかによって異なります。
EYE+ 使用  | 
EYE+ なし  | 
|
|---|---|---|
ホッパー1台  | 
アジキューブ/Oケーブル  | 
アジキューブ/Oケーブル  | 
ホッパー2台  | 
アジキューブ/Oケーブル  | 
アジキューブ/Oケーブル  | 
ホッパー3台  | 
EYE+ GPIO ケーブル  | 
1  | 
ホッパー4台  | 
EYE+ GPIO ケーブル  | 
1  | 
コントロールユニット
図 70 コントロールユニット
【 (A) 主電源ケーブル】コントロールユニットを主電源に接続するケーブルです。
【 (B) デジタル制御ケーブル】コントロールユニットをアジキューブに接続するケーブルです。
【 (C) アクチュエータ電源ケーブル】 コントロールユニットをリニアバイブレータに接続するケーブルです。
付属の取り付けブラケットを含むコントロールユニットのサイズは、 図 71 に詳しく記載されています。
図 71 コントロールユニット
注釈
ポテンショメーターに届くようにコントロールユニットを配置してください。
機械的インターフェース
ホッパーには 1L、2L、3L、10L、15L の5種類容量があり、アジキューブの背面や側面にも取り付けることができます。これにより、複数のホッパーから1台のアジキューブに同時にパーツを供給できる マルチフィーディング などのアプリケーションが可能になります( 図 72 )。
図 72 「シングルパーツフィーディング」と「2種類のパーツのマルチフィーディング」のイメージ図
注釈
マルチフィーディングの場合、両方のパーツが同じ振動設定を共有することになるため、パーツの組み合わせには注意を払ってください。非常に重くて大きなパーツと軽くて小さなパーツを組み合わせた場合、満足のいく結果が得られないかもしれません。振動特性は様々な要因で変化しますので、まず事前テストを行うことを強くお勧めします。
下表は、「シングルパーツフィーディング」または「マルチフィーディング」の用途で、どのホッパーサイズとどのアジキューブを組み合わせて使用できるかをまとめたものです。
1L ホッパー  | 
2L ホッパー  | 
3L ホッパー  | 
10L ホッパー  | 
15L ホッパー  | 
|
|---|---|---|---|---|---|
Asycube 240  | 
可能  | 
可能  | 
可能  | 
不可  | 
不可  | 
Asycube 380  | 
可能  | 
可能  | 
可能  | 
可能  | 
可能 1  | 
Asycube 530  | 
可能  | 
可能  | 
可能  | 
可能  | 
可能  | 
1L ホッパー  | 
2L ホッパー  | 
3L ホッパー  | 
10L ホッパー  | 
15L ホッパー  | 
|
|---|---|---|---|---|---|
Asycube 240  | 
可能  | 
不可  | 
不可  | 
不可  | 
不可  | 
Asycube 380  | 
可能  | 
可能  | 
可能  | 
可能 2  | 
不可  | 
Asycube 530  | 
可能  | 
可能  | 
可能  | 
可能 2  | 
可能 2  | 
注釈
2Lと3Lのホッパーには取り付け脚が付属しており、M8x20 ネジ4本で Asycube 240 に適した高さで直接マシンベースに固定することができます。
注釈
1L、2L、3L、10L、15L のホッパーを Asycube 380/530 と組み合わせる場合、オプションの「モジュラーホッパー固定キット」を使えば、ホッパーを理想の高さに設置することができます。
注釈
2台のホッパーをアジキューブの同じ長辺に取り付けることができる場合、4つのホッパーを対称に取り付けることで、最大4つのパーツによるマルチフィーディングアプリケーションを検討することもできます。2台以上のホッパーを使用する場合は、EYE+ のマニュアル のマルチフィーディングセクションをご参照いただくか、当社ウェブサイト からサポートチーム`までお問い合わせください。
次の図で、 シングルパーツフィーディング と 2種類のパーツのマルチフィーディング 用の各種ホッパーの取り付け位置(高さ)とベースプレートの固定位置(穴の場所)をご確認ください。
1L ホッパー
2L ホッパー
3L ホッパー 機械的インターフェース
10L ホッパー 機械的インターフェース
15L ホッパー 機械的インターフェース
モジュラー固定キット
ヒント
ここでは、Asycube 380/530 のみについて説明します。
モジュラー固定キットを使って、Asycube 380/530 に最適な高さにホッパーを設置できます。その取り付け方法は、次の通りです。
ステップ1
固定高さを選び、M5ネジ(2本)でプレート上半分を固定します。
注釈
固定キットの高さは、180mmから255mmの高さで15mm単位で調整可能です。
ステップ 2
M8 ネジ(4本)をナットに固定します。
ステップ3
ステップ1と2をプレート下半分で繰り返します。
ステップ4
モジュラー固定キットを機械ベースプレートに固定し、その上にホッパーを固定してください。






















