アジキューブファームウェア 7

アジキューブファームウェア 7.0.0

2022-MM-DD にリリース

ヒント

このリリースノートは、Asycube 50/80/240/380/530 に関係しています。

このリリースでは、３つの新機能が追加され、２つのバグが修正されました。また、Ethernet ブートローダを搭載しました。このリリースは、Asycube Studio と互換性のある最初のリリースです。

このファーブウェアバージョンは、アジキューブの全機種と互換性があります。

新しい特長

EC コマンドに５ゾーンの新ロジックを搭載

EC コマンド（エグゼクティブセンタリング）に５ゾーンロジックを導入し、よりシンプルになりました。この新しいロジックにより、４つの対角線調整の必要性がなくなりました。レジスタ RP/WP12-13により、９ゾーンまたは５ゾーンロジックを選択します。アクセスレベルはオペレータに設定されています（WP7=1234）。初期設定では、５ゾーンロジックが有効になっています（WP13=0）。Asycube Studio では、５ゾーンロジックのみを扱います。

「US」と「UV」を組み合わせた新しいコマンド「UR」

簡略化のため、「振動セットを使用」＋「シーケンスを使用」を「レシピを使用」としました。ユーザーは、UV と US のコマンドを引き続き使用できます。UR1 は、UV1＋US1 のコマンドシーケンスと同じ効果があります。

レジスタに記入されているアジキューブのシリアル番号

シリアルナンバーは２つのレジスタ RP/WP 8-9 と RP/WP 10-11 にコード化されており、読み取り専用です。シリアルナンバーは、Asycube Studio に表示されます。

特殊なケーブルなしで、アジキューブファームウェアの更新ができる新しいブートローダ

7.0.0. に更新後だけに機能します。6.x から 7.0 への更新には、引き続き専用のケーブルが必要です。

問題解決

バグフィックス 'Purge counter overflow management'

パージカウンターは、32768 でカウントを停止します。

バグフィックス 'missing : in purge answer'

コマンド 'P?' の応答に、 ':' の欠落を修正

バグフィックス 'Set boundaries to LS command'

ユーザーが範囲外のシーケンス ID や行番号の数値を使用できないようにする。