プロトコルの仕様

アジキューブの通信プロトコル

ホストコントローラの通信プロトコルは、ASCII 文字のみを使用し、通信ネットワーク用に設計されています。ホストコンピュータは、常にクライアントです。サーバーは、クライアントからメッセージを受け取ってから送信します。

コマンド/ レスポンスフォーマット

Command: Begin, Command, End, CRLF
Response: Begin, Response, End, CRLF

開始

ASCII 文字 { は、パケットの最初の文字でなければならず、これによって新しいパケットを検出することができます。

コマンド

このフィールドには、メッセージの目的を特定する ASCII 文字が入ります。利用可能なコマンドは、さらにドキュメントに記載されています。

レスポンス

このフィールドには、インストラクションの検証を特定する固定フォーマットが含まれています。アジキューブは、対応する各インストラクションに対して応答メッセージを与えます。

終わり

ASCII 文字 } は、コマンド、またはレスポンスの直後に配置する必要があります。

CRLF

ASCII 文字のキャリッジリターン 0x0D （または \r ）およびラインフィード 0x0A （または \n ）は、送信および受信のパケットの最後の 2 バイトです。

注釈

利用可能なすべてのコマンドの詳細については、コマンドの章を参照してください。

シリアルレスポンスでは、エラーコードが整数値で表示されます。この値をバイナリに変換して、影響を受けるエラービットを取得する必要があります。例えば、レスポンス {Er00004} は、システムがコマンドの最初の文字を認識しないことを意味します。

表 23 通信エラーコード
２進法	エラービット	メッセージ
[00001]	0	メッセージ文字列の構文エラーです！
[00002]	１	文字列から整数データへの変換エラーです！読み取り/書き込みに基づいて奇数/偶数を設定してください。
[00004]	２	コマンドの最初の文字が不明です！
[00008]	３	コマンドの 2 文字目が不明です！

[00016]	4	パラメータエラー！
[00032]	5	シーケンス振動持続時間値 0 エラー！
[00064]	6	振動セットへのアクセスまたはシーケンス ID26 のエラー！
[00128]	7	使用しませんでした

[00256]	8	受信バッファがいっぱいになりました！
[00512]	9	メッセージ終了 `}` を受信しましたがバッファがいっぱいを受信しました！
[01024]	10	メッセージ終了 `}` を受信したがメッセージ開始 `{` が欠けていました！
[02048]	11

[04096]	12	フレーミングエラーを検出しました！
[08192]	13	パリティエラーが検出されました！
[16384]	14	オーバーフローエラーを検出しました！
[32768]	15	受信完了メッセージのタイムアウト制御です！